CONCEPT

お母さんと
赤ちゃんの
もっともよい関係
「なんだか落ち着く」
「しっくりくる」
「赤ちゃんって四六時中泣いていないんだ」
という声を少しでも聞きたい。
しろくま堂は、
お母さんと赤ちゃんが
今よりもいい関係性をもつ
お手伝いをしていきます。

つらかった子育てを
快適に変えてくれた、
魔法の布との出会い
私がスリングと出会ったのは、1999年、第2子の出産前でした。当時の抱っこ紐は装着も大変で、子どもを抱っこするとすぐに肩がこる。そんな悩みを抱える中、足を運んだのが、11月3日に開催された「いいお産の日」イベント会場でした。初めて使ってみたスリングは、子どもの体重がとても軽く感じられ、本当に快適。翌年3月に生まれた第二子はもちろん、赤ちゃん返りした上の2歳の子も、スリングに入れるととても楽だったのです。
それまでの私にとって、育児はつらいものでした。育児本などでマニュアル化された子育て情報に振り回わされ、自由は奪われかなり欲求不満の毎日。自分が満足できる子育てって、何だろう・・・悩んだ末、友人と子育てサークルを立ち上げたのも、この頃でした。
初めてスリングを使ったとき「これがあれば、子どもと一緒に出かけられる!」と嬉しくなりました。単に私の体が楽なだけでなく、私の体にぴったりくっついた状態になることで精神的に落ち着くのか、子どもたちも「ほっ」とした様子で寝ていることが多く、無理矢理寝かしつけることもありませんでした。目覚めても泣いてぐずることもなく、本当に心地よさそうなのです。まさしく魔法の抱っこ紐でした。このときに初めて赤ちゃんを”Wear”することのすばらしさ=Baby Wearingがとてもいいものであると「実感」しました。
これはとてもいいものだから是非とも日本のお母さんたちにも教えてあげたいという想いが、「北極しろくま堂」の原点です。

赤ちゃんとの
ふれ合いを大切にする
昔ながらの
日本の子育ての方法
子育てには、さまざまなやり方や考え方がありますが、私たち北極しろくま堂は、親子のふれ合いを大切にする昔ながらの日本の子育て方法を伝えていきたいと考えています。
親が子どもに愛情や絆「ボンディング(Bonding)」を感じ、子から親への愛情や結びつ
きである「アタッチメント(attachment)」の相互関係を基礎にして育っていってほしい。
そのために最初の3年間くらいは肌のふれあいをたっぷりと感じてスキンシップをとりながら、お互いをぎゅっと抱きしめて親子の信頼を深めてほしいと願っています。






BABYWEARING
赤ちゃんを身にまとう、”Baby Wearing”
(ベビーウェアリング)
北極しろくま堂は、お母さんの愛情を沸き立たせ、赤ちゃんへの愛着を育てるBaby Wearing(ベビーウェアリング)用品をつくっています。
日本では、ベビーキャリアーも含めてひとくくりに「抱っこ紐」と呼びますが、厳密には違います。
”Baby Carrier”
(ベビーキャリアー)
赤ちゃんを運ぶ、運搬するものリュック式の抱っこ紐やおんぶ紐、ベビーカーなど。
”Baby Wearing”
(ベビーウェアリング)
赤ちゃんをまとう、身につける、一体になるスリングや日本の伝統的な抱っこ紐、おんぶ紐
「赤ちゃんを身にまとう」という言い回しは聞き慣れないかもしれませんが、古くから「おんぶ」をしてきた日本人は、根っからの”Baby wearer”なのです。私たちが商品を通じてお伝えしたいのは、「人間として誰もがもつ子育ての”身体感覚”をとりもどして欲しい」ということです。
北極しろくま堂が考える
Baby Wearing(ベビーウェアリング)
の定義
赤ちゃんを単なる移動だけではなく、意図を持って、あるいは子どもの成長に何かしらの関わりを持って抱っことおんぶをしているという考えです。

01
養育者と子の体が
ある程度密着している

02
抱く・おぶうために
腕(身体)以外の道具を
使用している

03
“Wear”の単語に象徴されるように
「持つ」「ぶら下げる」のではなく、
子をまとっている

北極しろくま堂有限会社
取締役 園田 正世
1967年静岡県静岡市生まれ。
静岡大学を卒業し、コンサルタント会社勤務を経て結婚、出産、専業主婦に。
第2子出産後、2000年に「北極しろくま堂」を創業。
東京大学大学院学際情報学府博士後期課程で研究を進めながら、「NPO法人だっことおんぶの研究所」の理事長を務め、ベビーウェアリングの大切さを社会に広めている。