北極しろくま堂の「昔ながらのおんぶひも」は、2002年に昭和30年代後半(1960年ごろ)の型紙を復活させて製造したおんぶ紐です。もともとのサイズは「スタンダード」でしたが、現代の子どもの発達や知見を鑑みて「ニートゥーニーサイズ」をつくりました。
バックル留めOnbuhimoは、昭和40年前後に輸出されていたおんぶ紐が欧米で独自進化した新しいカタチ。
おんぶは2歳になる頃までは頻繁にする機会がありますが、それ以降はそれほど機会は多くありません。
あなたとあなたの赤ちゃんのために、どのサイズを選んだらいいかを詳しく解説します。
選ぶべきサイズの目安表
最初に結論ですが、ほとんどの場合、「主な使用者の身長」をもとに決定してください。
製品名 | 昔ながらのおんぶ紐 | バックル留めOnbuhimo | |||
サイズ名 | スタンダード | ニートゥニー | スタンダード | トドラー | プレスクール |
背当ての幅 | 27cm | 30-35cm | 25-41cm | 27-45cm | 25-58cm |
背当ての長さ | 27cm | 27cm | 34cm | 38cm | 38-51cm |
主な使用者の身長 | |||||
〜150cm | ○ | △ | △ | × | × |
150〜155cm | ○ | △ | ○ | × | △ |
それ以上 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
使用者の体重が身長の平均より多い場合は、一つ上の身長ランクでご検討ください。
身長が150cm以下の方は、「昔ながらのおんぶ紐スタンダードサイズ」または「へこおび(厚手)」をお勧めします。
以下に、詳述します。
小柄な方のおんぶ紐サイズ選び
「昔ながらのおんぶひも」は150cm位のかたがバッテンおんぶをするとどうしても緩くなりがちです。体型が小柄かつ痩せ型の方は、赤ちゃんの大きさによらずスタンダードサイズを選ぶか、へこおびの厚手をお勧めします。バックル留めOnbuhimoも、身長150cm以下の方はすべてのストラップを締めても緩くなりがちです。
おんぶ紐 |
へこおび(兵児帯) |
各サイズ選びの基準
ニートゥーニーサイズをお勧めする方
- 主に使用する方が身長155cm以上
- 赤ちゃんの体重が8㎏以上(またはそれに近い)
- 赤ちゃんの体重は8㎏に満たないが、生後4ヶ月以上で、家庭内にサイズ調整ができる紐や手ぬぐいなどがある
*ニートゥーニーサイズの背中パネル(背あて)の下を紐で結んで幅を縮めたり、折り返して長さを調整することができます。赤ちゃんが成長したら通常どおりお使いください。
▼ 背中パネルの下を紐で結んで幅を縮める
▼ 折り返して長さを調整
▼ ちょっと小柄さんのニートゥニーサイズ
身長156cm 体重45kg ニートゥーニーサイズ使用
スタンダードサイズを検討したほうがよい方
- 主に使用する方が小柄体型:身長150cm以下で痩せ型
- 生後7ヵ月以内
- 保育園やこども園などで同じ程度の月齢のお子さんに使用する場合
▼ サイズ違いが揃うデザインもあります
おんぶ紐 |
おんぶ紐 |
バックル留めOnbuhimoの選び方
バックル留めOnbuhimoはストラップの長さで調整できますが、身長150cm以下の方が使うと限界まで調整しても、希望の高さまでお子さまが上がらないことがあります。それよりも大きな方が使う場合は特に制限はありません。
スタンダードサイズ
支えなしでお座りができるようになってから使えます。2歳くらいまでは問題なく使用できますので、ほとんどの方はスタンダードサイズで十分だと思われます。体重10kgのお子さまでもスタンダードサイズで余裕がありました。
トドラーサイズ
表記には1歳からとありますが、日本人の子どもの体格では1歳1ヶ月以降が適当だと思われます。20kgまでおんぶできます。
▼ 欧米でも”オンブヒモ”と呼ばれています。
バックル留めOnbuhimo |
バックル留めOnbuhimo |
まとめ
赤ちゃんはいずれ大きくなるので、布製の抱っこひもやおんぶ紐は赤ちゃんの大きさを基準にしているため大きいものを選んでも使えます。大きくなるまで多少の不便はありますが、お使いいただけます。
(小柄痩せ体型の方はご相談ください)
当社のおんぶ紐の耐荷重は14.9kgですが、災害の避難などの非常時には就学前のお子さまもおぶえます。使わなくなったら防災袋にいれておいていただければ非常時にお役に立てます。
一方でバックル留めOnbuhimoはおんぶの操作が簡単です。カタチができあがっているため調整範囲が小さいので、迷ったら小さめを選ぶことをお勧めします。