暖かくなった頃に生まれて、よく外に出掛けるのは暑くなる頃という、3月、4月、5月生まれの赤ちゃんにぴったりの抱っこ紐をご紹介します。
暑くなるからメッシュがいいかな〜? いえいえ、もっといいものがありますよ。
抱っこ紐選びで迷っている方は、あわせて後悔しない抱っこ紐の選び方を参考になさってください。
素材は吸湿性・放湿性・速乾性を重視
まずは汗をかく前提で、汗を吸ってくれるもの・汗を速く乾かしてくれるものを選びましょう。ナイロンやポリエステルは水分を吸収しません。汗はそのまま赤ちゃんの衣服にしみこんでいきます。
水分を吸収する素材は天然繊維になりますが、抱っこ紐に使われるのは、綿が中心です。他に綿と麻の混紡や麻のみ、シルク、ウールなどがあります。シルク混の場合はお洗濯が大変なので、夏場に多く使う抱っこ紐にはちょっと難しいかも。
○麻混または麻100%
北極しろくま堂には夏にぴったりな麻100%の「へこおび」や、綿麻混の「ハグリーノ」があります。両方とも新生児から使えます。
麻100%のへこおびはLennyLamb社とのコラボ商品のため、不定期に入荷し、柄もその時期のものに変更されるという一期一会な商品です。またその希少性からか、いつもすぐに売り切れてしまうので、インスタをフォローしていただくと安心です。
○綿100%
綿は吸湿性はよいのですが、放湿性は麻よりも劣ります。しかし麻に比べるとなめらかさがあり、敏感な赤ちゃんの肌には安心ですね。お手入れもラクで、麻よりもシワになりにくいです。
北極しろくま堂の製品で新生児から使える綿100%の抱っこ紐には、スリング「キュット ミー!」や「へこおび」があります。
○その他の混紡
混紡の内容や率によって変わります。たとえば、化学繊維でもメッシュなら通気性があると考えがちですが、実際にはメッシュそのものは通気性はありますが(メッシュだけに)、赤ちゃんの衣類にしっかり密着しているときには他の天然繊維と同じです。空気の逃げ場がないのです。
形や色
○ストラップなどがある抱っこ紐
下のイラストのような抱っこ紐は、使用者本人は背中が開いているのでけっこう涼しいです。赤ちゃんの背中は温度が上がります。パネルが風を通さないし、空気の逃げ場がないからです。
涼しさを求めるなら、以下の点を確認しましょう。
赤ちゃんの体を覆っているパネルの脇から、空気の通り道があるか。
赤ちゃんの背中を覆うパネルは二重・三重になっていないか。
○布製抱っこ紐
上の吸湿性などの項目でご紹介した布製抱っこ紐は、布そのものに吸湿などの性質があるので赤ちゃんは比較的涼しいです。布製抱っこ紐はそれほど厚い布ではないので、赤ちゃんは背中に風を受けながら移動します。
一方で、使っている親は暑いです。背中が蒸れると思います。歩いても背中には風が当たらないし、暑いなかで布が一枚密着することになるからです。
しかし、湿ったら干せる、汚れたら簡単に洗えるのも布製抱っこ紐の良さです。
まとめ
夏の外出には暑さ対策が欠かせませんね。ベビーカーは道路からの照り返しが40℃-50℃になるので、赤ちゃんにとっては過酷な状態です。できれば抱っこして、親が日傘を差すなどして直射日光を避けてあげてください。最近の日傘は熱反射が少なくなるように作られていて、すごく進化していますよね。
親子ともに涼しいのは抱っこ+日傘かな!