もう面倒なんて言わせない! ささっと抱っこ、ささっと降ろす
子どもが歩くようになると困るのが「歩く~あるく~! じぶんで~!」という自己主張です。急いでいるときや混み合っている中では難しい。決死の覚悟で歩かせるとどこにいくかわからない。その次が「だっこ~! だっこ~」の叫びですね。だいたいパターンが出来ています。日本中の88%がこんな流れです。(88%は根拠はありません)
これまで抱っこの方法は様々な機会で取り上げていますので、今号のメルマガでは、さくっと降ろす方法をご紹介します。
キュット ミー!(スリング)から降ろす
〇首すわり前の子、寝ている子
チャイルドシートに降ろす場合
1.赤ちゃんを支えた状態でリングを引き上げ、
スリングをゆるめます
2.抱いた姿勢は変えずに、背中の布を赤ちゃんからそっとはがします
3.抱いている人の体ごと赤ちゃんをチャイルドシートに寝かせ、背中が着地したらスリングからそっと足を抜きます
4.完成
自宅など、赤ちゃんをそのまま寝かせておける場合は、2.でゆるめたスリングを赤ちゃんからはがさずに、スリングごとお布団などに降ろし、自分が抜けると良いですよ。
〇自分で立てる子
しゃがんでスリングをゆるめ、お子さんを立たせてからスリングを上に引き抜きます。
へこおびから降ろす
〇首すわり前の子を抱っこから降ろす
1.背中に布がかかっている場合は、膝位置まで布を引き下げます。
2.赤ちゃんの体を支え、重なった布をはだけるように広げます。
3.使用者の体ごと、赤ちゃんの背中からゆっくりと着地させてから足を抜きます。
おんぶ紐から降ろす
〇起きている場合
- 肩紐が緩まないように持ち、前かがみになって結び目をほどく
2.肩紐を持っている手とは反対側の腕を抜いて、ひもを使⽤者の脇の下に通します
3.腕を抜いた方の手のひらで赤ちゃんのお尻を支え、少しずつ紐をゆるめながら使用者の脇腹を滑らせるようにして赤ちゃんを前で抱っこします。
〇寝ている場合
1.肩ひもが緩まないようにしっかり握り、赤ちゃんを背中に乗せたまま使用者も寝転がります。
2.着地できたら、ひもを持つ手をゆるめて使用者は赤ちゃんから離れます。
3.完成
いかがでしたか?
キュット ミー!やへこおびは自分の体につけたままで降ろすと、次の抱っこに備えることができるので、とってもお勧めな方法です。
布製の抱っこひも・おんぶ紐はバックルなどがほとんどないので、「音で起こしてしまう」ということがなくその点は安心ですね。
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次号予告
店主が見た、ハンガリーとイタリアのBabywearing(ベビーウェアリング)
店主の園田が2019年12月に旅したヨーロッパ。ハンガリーとイタリアではおんぶについての講演をおこないました。店主がみたハンガリーとイタリアのbabywearingと、それらを楽しもう、広めようとするBabywearerの皆さんのおはなし。
編集後記
2020年になり早1カ月が経ちました。今年は暖冬で、日々の生活はらくですが、農家さんや観光業のかたはたいへんだろうと思います。また新型コロナウィルスの広がりも、子育てする私たちにとってはこわいものですね。
北極しろくま堂では前号でご紹介したように今年20柄のおんぶひもを作りたいと考えております。もし「こういう柄があったらいいな」とか、「うちの息子ちゃんは飛行機が好きだから、飛行機柄があるといいな」など好みを教えていただけると実現するかもしれませんよ!
SHIROKUMA mail editor: MS
EDITORS
Producer & Creative Director Masayo Sonoda
Writer Mai Katsumi, Masahiko Hirano, Masayo Sonoda, Asami Yagi
Copy Writer Mai Katsumi, Masahiko Hirano
Photographer Yasuko Mochizuki, Yoko Fujimoto, Keiko Kubota
Illustration 823design Hatsumi Tonegawa
Web Designer Nobue Kawashima