Report : International Babywearing Conference 2006-(3)
2018年までアメリカで開催されていた抱っことおんぶのカンファレンス,”International...
子どもの責任は誰がとるのか(後半)
前半の記事では人が生きていくためにはコミュニケーションが必要で,コミュニケーションを土台にした子育て・教育をするために祖母が必要とされていたこと。さらには子育ては一人ではできないので,昔の日本(江戸時代)はたくさんの「親」をつくって,みんなで子育てするような仕組みをつくっていたことを書きました。...
子どもの責任は誰がとるのか(前半)
日本の昔の子育ての様子を調べていて、論文(科研費報告書)をみつけました。『明治近代以来の法制度・社会制度にみる児童の養育責任論とその具体化に関する分析』(田澤薫・国際医療福祉大学講師:現在は聖学院大学人文学部教授)です。現代では成人した子が起こした事件や事故に対しても、親の責任が問われることがありますね。実際に親が成人子にかわって罰せられることはありませんが、世間的にはすんなりは行かない感じがします。では,近世はどうだったのか?...
『〈運ぶヒト〉の人類学』にみる赤ちゃんの運搬
2014年に岩波新書から出された『〈運ぶヒト」の人類学』は赤ちゃんのみならず、人々がどうやってモノを運んできたのかを膨大な資料のもとに紹介・考察している本です。抱っこやおんぶに関心のある方にも大・大お勧めの1冊です。著者の川田順造先生は人類学の第一人者で、フランスやアフリカで長く調査をされてきた方です。このブログでは、この本のなかから赤ちゃんの運搬法に関する部分をご紹介します。...
抱き癖(ぐせ)の誕生と消滅
現代では否定されている『抱き癖』。聞いたことはありませんか? 日本では『抱き癖』を付けないようにということが1960年代(昭和35~40年代)以降は特に言われてきました。もしかしたら、2020年の現在でもそのように言われたことがあるママやパパがいるかもしれません。...