Wrap you?の使い方解説第4弾 ロビンズ・ヒップ・キャリー

ロビンズ・ヒップ・キャリー(Robin’s Hip Carry=略してRHC)はベビーラップを使って腰抱きをする方法です。スリングに似た抱き方ですが、ベビーラップはスリングに比べるとホールド力が高くて安定感・安心感があります。
リングを使った応用バージョンもご紹介します!

基本のロビンズ・ヒップ・キャリー(Robin’s Hip Carry)

推奨サイズ:Size3〜7

1. 中央のタグを探し、くしゅくしゅとジャバラにして棒状にします。

2. ジャバラにした布を肩にかけます。

3. 背中の布を前に寄せます。この時ねじれないように布はじを持つようにするとよいです。

4. 背中から寄せた布をジャバラにして、肩から下がっている布の上にクロスさせます。

5. 肩から下がっている布を折り返して肩にかけます。ねじれないように注意しましょう。

6. ポーチの大きさを確認します。クロスしている部分から体をななめにはしる布が骨盤よりも上になるように調節しましょう。この時、背中の布を脚の間に挟んでおくとよいです。

7. 肩にかけた布のギャザーを整えます。

8. ポーチを開いて、トップレールとボトムレールの関係を確認します。

9. 赤ちゃんの膝裏をジャバラにしたポーチの布の上に当てて座らせます。背中から頭にかけて布を引き上げて抱き入れます。

10. テールを引いてポーチのゆるみを引きしめます。テールは真横にひきましょう。
8で確認したように、テールのどの部分を引くかでポーチのしまる部分が異なります。
注意:ボトムレールを引きしめすぎてシートがくずれないように注意してください。

11. 10で引き締めた布を持つ手で赤ちゃんを支えながら、背中の布を前に向かって強く引き、トップ〜真ん中〜ボトムと数回にわけて引きしめます。

12.両方の布を赤ちゃんの脚の上を通し、赤ちゃんのお尻の下でダブルノット(本結び)して完成です。

13. テールが長く余る場合は、お尻の下で布を交差し、赤ちゃんの膝下を通して使用者の背中で結びます。

応用編①:リング1つを使った方法

肩の部分にリングを通すことで布が引きやすくなります。

1.中央のタグ周辺の布をジャバラにして肩にかけます。

2.肩から下がっている布にリングを通します。

3. リングに通した布を折り返して肩にかけます。リングの中の布にギャザーを寄せて整えるとよりよいです。

4.もう片方の布を内側からリングに入れます。ここでもリングの中の布にギャザーを寄せて整えましょう。

5.基本のRHCの手順8以降同様に抱き入れます。テールは下に向かって引きましょう。

6.完成です!

応用編②:リング2つを使った方法

リングを2つ使うとまさにスリングそのもの!最後の引き締めが簡単になります。

1.中央のタグ周辺の布をジャバラにして肩にかけます。

2.肩から下がっている布にリング2つを通します。

3. リングに通した布を折り返して肩にかけます。リングの中の布にギャザーを寄せて整えるとよりよいです。

4.もう片方の布を内側から両方のリングに通します。

5.下側(肌に近い方)のリングに布を通して折り返します。

6.リング周りの布にギャザーを寄せて整えます。ラップでスリングができました。

7. 基本のRHCの手順8以降同様に抱き入れます。テールの引きしめ方はスリングと同じです。

8. 完成です!

9. お尻の下で布をクロスせずに1枚ずつ広げると、よりホールド力が高まります。

応用編で使用したリングの販売を開始しました。
リング購入ページはこちら

アメリカのリングスリング社のものです。ここではラージサイズを使用しています。

ロビンズ・ヒップ・キャリーは肩周りの布が反転するので、表と裏で色が違うベビーラップを使うと、両面の美しさを楽しむことができます。リングバージョンとあわせてぜひトライしてみてください!

日本初上陸!LennyLambのWrapTaiを発売します!

北極しろくま堂では、ポーランドの抱っこひもブランド、LennyLambのWrapTaiを発売します。
2016年11月から交渉を続け、3月には北極しろくま堂スタッフがポーランドの会社に直接赴いて打ち合わせをしてきました。
日本で取り扱いができるのは北極しろくま堂のみです!

WrapTaiは背当てに腰ひもと肩ひもがついたメイタイタイプの抱っこひも。以前北極しろくま堂で製造販売していたタートリーノNEOと形が似ています。タートリーノNEOと比べると、少し装着にコツがいりますが、WrapTaiは、幅の広い肩ひもが肩と背中を広い面積で覆うので、安定感ばっちり。使用者への体の負担も少なく感じられます。使用可能体重:5kg〜18kg

ポーランドで通常製造されている商品は、日本人のお母さんの体に対してひもが長すぎると考え、日本特別バージョンとして肩ひもの長さを左右それぞれ27センチ短いものをオーダーしました。これにより、ひもが長く余ることがなくなり、小柄な日本人でも快適に使用できます。

まずは下の5柄から販売を開始します。

ヨーロッパならではのセンスのよいデザインも魅力です。

発売開始は5月26日(金)10:00を予定しています。どうぞお楽しみに!

ポーランドから届いたばかりのWrapTai
オリジナルガムテープでぐるぐる巻きです。

次号予告

WrapTaiの使い方解説! 抱っこ編
5月26日発売のWrapTaiの使い方をご紹介します。まずは抱っこから。付属の説明書にはない、ちょっとしたコツをメルマガ内でご説明します。WrapTaiでの抱っこがより簡単に快適になるポイント満載です!

編集後記

GW、楽しく過ごされましたか?赤ちゃんを連れて帰省やレジャーに出かけた方も多いのではないでしょうか。
さて、今月のメルマガで紹介したポーランドの抱っこひも、WrapTai。この抱っこひもを製造しているLennyLambはポーランドの真ん中の小さな村にオフィスと工場があります。生地を織るところから、裁断、縫製、検品、出荷とすべてを自社で行っています。世界には多くの抱っこひもブランドがありますが、ここまですべてを自社でできる会社はめずらしいのではないでしょうか。信頼のおける誠実な会社とこのようにご縁を持てたことをとてもうれしく思います。私がポーランドの会社を訪問した際にもとてもよくしていただきました。オーナーさんのご自宅にお招きいただき、ポーランド料理をごちそうになりました。とてもおいしかったです。初めての土地で親切にしていただくと、こころがあたたかくなりますね。日本で初めて発売するポーランドの抱っこひも、早くみなさまのところにお届けしたいです。
SHIROKUMA mail editor: MK②

EDITORS
Producer Masayo Sonoda
Creative Director Mai Katsumi
Writer Mai Katsumi, Masahiko Hirano
Copy Writer Mai Katsumi, Masahiko Hirano
Photographer Yasuko Mochizuki, Yoko Fujimoto, Keiko Kubota
Illustration 823design Hatsumi Tonegawa
Web Designer Nobue Kawashima