【特集1】初めてのキュット ミー!赤ちゃんの足をM字に開くにはどうしたらいいの?
赤ちゃん(特に生後3〜4ヶ月まで)にとって、抱っこをしたときに足がM字に開脚していることはとても重要です。
特に、スリングで抱っこする場合には赤ちゃんの脚がM字に開いていないと落下の原因もなり得ます。
「赤ちゃんの脚をM字に開く方法がわからない…」「どうしたらいいかわからなくて怖い…」という方、必見!その方法を徹底解説します。
どうしてM字に開脚させなければいけないの?
日本人やネイティブ・アメリカンの赤ちゃんは他の民族に比べて股関節が脱臼しやすいという特徴があります。特に生後3〜4ヶ月までは注意が必要です。
右の写真のように、赤ちゃんの自然な股関節の形はM字開脚の状態(カエル足の状態)です。
股関節脱臼を防ぐためには、抱っこをするときも、この形を保つようにします。おしりよりも膝が高い位置に来るようにすると、M字が保ちやすくなります。
膝が伸びた「気をつけ」の姿勢、バレリーナのように膝が伸びた開脚や、膝同士がくっつく体育座り(三角座り)のような姿勢は股関節脱臼をしやすくなるので注意しましょう。
また、スリングで抱っこをする場合、赤ちゃんはハンモックに座ったような形(寝転がるのではありません)になります。おしりに体重がかかって、布の上にどっしりと深く座ったような状態で膝が持ち上がれば、自然なM字開脚の姿勢になります。
反対に、うまくM字開脚ができないと、布に深く座ることができないので、下側のレールからするりと落下してしまう危険性があります。
M字開脚の作り方 基本編
①肩に抱き上げた赤ちゃんに布をかぶせます。
②頭と布を一緒に支えながら、内側のレールを引っ張って赤ちゃんの背中の布のたるみをとります。
③赤ちゃんの股の間に布を挟み込みます。
④少し前かがみになって赤ちゃんをポーチの中に降ろします。
⑤赤ちゃんの膝裏に内側のレールを当てて、膝がおしりよりも高くなるように持ち上げます。
(注意:無理に赤ちゃんの脚を引っ張らないようにしてください。)
⑥前かがみから体を起こして、外側のレールを引いて密着度を調節します。
どうしてもM字に開くのが怖いときは…
新生児で赤ちゃんが小柄なうちは、赤ちゃんの脚をM字にした状態にしておくるみでくるんでからスリングに入れます。
また、キュット ミー!をお使いの方は、新生児のうちは内側(下側)のレールの中綿を抜いてしまうと脚が開きやすくなります。
M字開脚の作り方 中級編
この方法は中綿のないスリング(キュット ミー!823や中綿を抜いたキュット ミー!)でお試しいただけます。この方法だと、赤ちゃんの膝裏に布を当ててから布を広げてポーチに入れるので、M字になりやすいです。
抱っこに慣れていない方は少し不安に感じるかもしれませんので、ご自身のスキルと相談しながら実践してみてください。また、はじめのうちは座ったまま試すことをおすすめします。
①スリングを肩にかけ、ポーチのサイズを調節します。
②ポーチ部分の布をくしゅくしゅとジャバラにして棒状にします。(このときに内側のレールと外側のレールがねじれないように注意します。)
③赤ちゃんを抱き上げ、膝裏を②で作ったジャバラ状の棒の上に当てて座らせます。
赤ちゃんの体はお母さんの胸に預けるようにしましょう。
④布を赤ちゃんの後頭部まで引き上げます。
⑤内側のレールを使用者と赤ちゃんの間に入れ込んで赤ちゃんのおしりをすっぽり布で包みます。
(少し前かがみになるとやりやすいです。)
⑥赤ちゃんの膝裏に内側のレールが当たっていて、膝がおしりよりも高くなっていることを確認します。
⑦外側のレールを引いて密着度を調節します。
スリングは、正しく使用していただければ、股関節脱臼の心配がなく、赤ちゃんの成長を阻害しない、安全な抱っこひもです。
慣れないうちは鏡を見ながらぜひトライしてみてくださいね。
Wrap you? の予約販売開始です!
3月1日(火)から北極しろくま堂のベビーラップ”Wrap you?”の予約販売を開始しました。
商品在庫の都合上、3月中旬〜下旬に順次発送いたします。
発売第1弾は suzume/aka×sand beige です。
重量は約176g/㎡。使用後にWrap you?をくるくるとまるめて留めておけるゴムバンドつきです。
すずめ柄以外のデザインも現在製作中です。
北極しろくま堂のWrap you?にぜひご注目ください。
編集後記
昔から、1月〜3月はあっという間に過ぎてしまうと言いますが、まさにその通り、もう3月ですね。明日はおひなまつり。初節句という方もいらっしゃるのではないでしょうか?お子様ができると、四季折々の行事を一緒に楽しめるのもいいことですね。少しずつ春の気配を感じる今日この頃。ベビーウェアリングで、お子様と一緒にちいさい春を見つけにお出かけはいかがですか?
SHIROKUMA mail editor: MK②