北極しろくま堂製品、保育の現場で活躍中!

北極しろくま堂の製品は全国の保育園や病院、子育て支援施設でご利用いただいています。送り出した製品はどのような場所でどのように活躍しているのかな。
今月のメルマガでは保育の現場で活躍する北極しろくま堂製品の様子をお伝えします。

今回取材したのは、静岡市のママケアデイサービスの現場です。

※ママケアデイサービスとは
生後4ヶ月以上1歳未満の赤ちゃんを子育て中のお母さん達が、休息・交流・相談ができる場を提供する静岡市サービス。10:00〜15:00の間に交流の時間を取ったり、赤ちゃんを預かってもらい、お母さん達はリフレッシュタイムを取ったりします。会場は静岡市内の温泉施設や旅館等さまざま。

今回取材した会場は昔ながらの旅館でした。

参加した親御さんは5人。10:00〜10:30は参加者同士の交流会、その後は赤ちゃんを預けて、親御さんはリラックスタイム開始です。

一人一部屋を割り当てられて自由に時間を過ごします。他に誰もいない個室というのが旅館ならでは。子育てしていると一人になれる時間がなかなか取れないのでうれしいですね。

今回集まった赤ちゃんは

4ヶ月  1人
11ヶ月 4人
2歳  1人(未就園児の上のお子さんも同伴可)

でした。

普段は親御さんとずっと一緒に過ごしている子ばかりなので、預けられた途端大泣き!泣きが泣きを呼んで、大騒ぎになってしまいました。

担当の保育士さんたちは、初めのうちは素手で抱っこしたり、おもちゃで気をそらそうとしてみたりしていましたが、なかなか泣きが収まりません。そこで登場したのが北極しろくま堂の昔ながらのおんぶひもとキュットミー!です!

泣いてしまった赤ちゃんをおんぶ紐でおんぶする様子
赤ちゃんをスリングで抱っこしようとする女性

大泣きだった子も、少し収まってヒクヒクし始めました。最終的には眠ってしまった子も。

赤ちゃんをおんぶ紐でおんぶしながら、もう一人の赤ちゃんを抱っこする保育士
ママケアデイサービスで赤ちゃんを抱っこしたりおんぶする様子

抱っこやおんぶされながら、さみしい気持ちを一生懸命にこらえようとする姿が健気でキュンとしました。

赤ちゃんをおんぶ紐でおんぶする保育士

このママデイケアサービスの今年度の運営を担当するNPO法人よしよしの代表、末吉喜恵さんにインタビューに答えていただきました。

Q. 北極しろくま堂の製品の使い心地はいかがですか?

A. 昔ながらのものなので、すぐに装着できるのがいいですね。
ママケアサービスはおもちゃやお食事イスなど持ってくる荷物がいっぱいなんですよ。だからコンパクトにたためる抱っこ紐やおんぶ紐は助かっています。
それに、最近はおんぶ紐でばってんしない方法がありますよね(リュック式チベタンフィニッシュのこと)。それを知って、若い人でも抵抗なくできますね。

赤ちゃんをおんぶ紐でおんぶする保育士

Q. 北極しろくま堂の製品を選んでくださった理由を教えてください。

A. 静岡でこういう活動をしていると、抱っこ紐やおんぶ紐と言えば北極しろくま堂さんが思い浮かびますね。あとは、自分も自身の子育てでへこおびもスリングもおんぶひもも使っていたのでそのよさを知った上で、活動に取り入れています。へこおびのおんぶに比べて、おんぶひもの方が装着も簡単で誰でも使いやすいので、登場回数が多いですね。

寝てしまった赤ちゃんをスリングから抱き下ろす様子
ご自身の育児でもスリングを使用されていた末吉さんは、寝てしまった赤ちゃんを起こさず抱き下ろすのもお上手です。
スリングで抱っこされて寝てしまった赤ちゃん

Q. 保育の中で保育者が「抱っこやおんぶをする」ということについてどのようにお考えですか?

A. ここは保育園ではないので、初めて預けられる子が多いんですよ。毎日預けられていたら慣れてくれるのかもしれませんが、毎回その場その場でスタッフも違うし預けられる子も違います。だから大泣きから始まって、保育者みんなで抱っこしたりおんぶしたりしています。抱っこをして保育者に密着すると、まったく知らない私たちにも安心してくれるんですよね。お母さんじゃない、はじめましての大人に対してでも安心してくれる。以前、ものすごく泣いて泣いてどうしようもない子がいたんです。その時はもう、普通の抱っこじゃダメなんです。密着!ぎゅっ!って感じですると落ち着くんです。肌と肌を接して心臓の音が聞こえるのがいいのかもしれないし、子守歌を歌う声がいいのかもしれません。
(赤ちゃんをおんぶしながら)下に下ろされちゃったらこの子はきっと泣いちゃうと思うんですけど、おんぶされていればなんとか落ち着いていられる。
おなかがすいたとか、おむつが汚れているということ以外に、子どもの中にある「お母さんがいなくてさみしい」という感情を、他の大人がお世話してくれることで和らげることができる、安心を与えることができるって大切なことですよね。
ぎゅっとすると子どもが安心してくれることがわかっているから、私たちはこれからも保育の中で抱っこやおんぶをしていきたいと思っています。

おんぶされて寝てしまった赤ちゃん
おんぶされて寝てしまった赤ちゃん。おうちから持ってきたお気に入りのブランケットを握りしめています。

今回の取材で、安全の面ではもちろん、赤ちゃんの気持ちの面でも「密着」した抱っこやおんぶが求められていると知ることができ、うれしく感じています。

また、北極しろくま堂では製品をお買い上げくださった全国の保育施設にアンケートを行いました。
いちばん購入件数が多かったのはおんぶひも、次にへこおびでした。
いただいた感想やご意見を以下にまとめてみました。

おんぶひも

・肩に当たる部分の生地が厚く、長い時間のおんぶが楽になりました。

・肩が痛くなりにくく、子どもも安全に過ごせます。

・使いやすくてよかったです。障がいのある子(足が不自由)のために買いました。おかげで、山登りに連れていけました。(トドラー・障がい児用)

・紐の締まり具合がよく安定しているので、大人は背負いながらの作業がしやすいです。子どもも安心して背中で過ごせています。

・おんぶしたことのない保育士も「おんぶがしやすい、子どもが背中にピタッとくっついて、おんぶしていても楽に感じる」「おんぶすると子どもたちが喜ぶ」と大好評です。

へこおび

・フィット感があり、保育者と子どもとの心の距離が近いように感じます。

・いろいろなメーカーを試し、へこおびに出会いました。

・子どもが集団の中での個別対応として最適だと思っています。

・子どもが安心して抱っこされていています。(泣かない)

・手軽に使えます。(ハイブリッドに使える)

・洗濯しやすく清潔に使えます。

使いごこちのよさ、機能面を評価していただくとともに、これまで北極しろくま堂が大切に考えていたことを、多くの赤ちゃんと接する保育の現場のみなさんも実感されていることをありがたく感じます。

一度に複数の赤ちゃんをお世話しなければならない保育の現場では両手が離せるというのも、メーカーとしておすすめのポイントです。

家庭でも保育の現場でも、北極しろくま堂製品がもっと活躍してほしい!

みなさんにこの使い勝手のよさを体感していただけるように、これからも製品作りやアフターフォローに力を入れて参ります。

今月のおすすめ商品

北極しろくま堂のスリングキュットミー!ブリティッシュタータン

キュット ミー!/キュット ミー!823 
サッカー織り ブリティッシュタータン
表面に凹凸があるサッカー織りは、夏場でもさらっと使える、爽やかイメージの生地です。テールが引きやすいのもうれしいポイントです。
>>キュット ミー!商品ページへ

北極しろくま堂のスリング キュットミー!オリンピアード/ストーン

キュット ミー!/キュット ミー!823 
綾織り オリンピアード/ストーン
表面がなめらかな綾織りのストーンもテールが引きやすい生地。布の位置によって色が異なり、どこを引いたらどこが締まるかが視覚的にわかりやすくなっています。初心者の方におすすめのスリングです。
>>キュット ミー!商品ページへ

北極しろくま堂のおんぶひもUnoシリーズ

おんぶひも 
おんぶひも Unoシリーズ
シンプルな無地のおんぶひもが「Unoシリーズ」をして登場しました。色はグレージュ、スモーキーブラウン、アーミーグリーン、グレイッシュグリーンの4色です。それぞれスタンダードサイズとニー・トゥー・ニーサイズが選べます。
>>おんぶひも商品ページへ

北極しろくま堂のおんぶひもモスグリーン/恐竜

おんぶひも 
おんぶひも モスグリーン/恐竜
かわいらしい表情の恐竜が描かれたおんぶひも。「おにいちゃんが恐竜好きなので」と言ってご購入くださる方もいらっしゃいます。
>>おんぶひも商品ページへ

次号予告

北極しろくま堂アンバサダー活動開始です!

7月に募集した北極しろくま堂アンバサダー。選考を経て、研修期間中です。10月にはそれぞれが活動開始できるよう、現在準備中。アンバサダーのデビューを記念して、次号でご紹介します!

スリングの使い方を教える女性と親子

編集後記

今回の特集でお伝えしたママケアデイサービス、8月2日に取材をさせいただいたのですが、静岡県に緊急事態宣言が出た今、こちらのサービスは停止しています。仕方のないことではありますが、育児中のほっと一息できる場がコロナによって失われてしまうのは残念でなりません。お出かけもしにくくなり、遊ぶ場も限られ、コロナ渦で我慢を強いられる子ども達が不憫でなりません。9月からは学校も始まりますが、一部の活動が制限されたり、給食も前を向いて黙食しなければならなかったりするそうです。その話を聞いて、胸が痛くなりました。子ども達の成長はあっという間。今しか体験できないこと、今しか感じられないことがたくさんあります。どうかこの感染症が1日も早く収束しますように。未来ある子ども達のためにも、大人が我慢すべき時ですね。

EDITORS
Producer Masayo Sonoda
Creative Director Mai Okai
Writer Mai Okai, Masahiko Hirano
Copy Writer Mai Okai, Masahiko Hirano
Photographer Yasuko Mochizuki, Yoko Fujimoto, Keiko Kubota
Illustration 823design Hatsumi Tonegawa
Web Designer Nobue Kawashima