よくある質問総まとめ!
北極しろくま堂では、お電話やメール、LINE、InstagramのDMなどでお客様からのご質問を受け付けています。
みなさんが疑問に思われる点は共通していることが多く、同様のご質問をたくさんいただきます。
というわけで今月は、「よくある質問」をまとめて一気にお答えします!
Q. キュット ミー!とキュット ミー!823の違いはなんですか?
2つの違いを一覧にしたものがこちら。(しじら織りの場合)
キュット ミー! | キュット ミー!823 | |
中綿 | あり | なし |
肩パッド | 厚め(2~2.5cm) | 薄め(1~1.5cm) |
重さ | 約460g | 約290g |
キュット ミー!の利点は、中綿があることで赤ちゃんを抱き入れるポーチが立体的になり、どこに座らせたらいいのか、がわかりやすくなること。肩パッドも厚めなので、肩こりがひどい方には負担が軽減されておすすめです。
一方で中綿があることで、使う人の体型によって中綿の位置を調節する必要があったり、使用者の体型によっては中綿を抜いていただく必要があったりします。また、赤ちゃんのお肌が敏感で膝裏に布が当たると肌が荒れてしまう場合を除き、下側の中綿は抜いていただいた方がM字開脚が作りやすくなります。
以上のことから、中綿がなくてもスリングとしての機能は果たせる、よりコンパクトな方が持ち運びや洗濯に便利、ということもあり、スタッフの間ではキュット ミー!823が人気です。
キュット ミー!823のおすすめポイントをまとめた記事はこちら。
Q. スリングで抱っこする時、赤ちゃんの脚がM字になりません。
こちらで詳しく説明しています。ぜひご覧ください!
赤ちゃんの脚をM字に開くにはどうしたらいいの?
Q. スリングで抱っこすると赤ちゃんの膝裏に跡がつくのですが、大丈夫ですか?
赤ちゃんのおしりよりも膝が高い位置にあるM字開脚の状態になっていれば、いちばん体重がかかるのは赤ちゃんのおしりなので、膝裏にはあまり負担はありません。赤ちゃんの肌はやわらかいので、布が一定時間ふれていると、どうしても跡はついてしまいます。大人も靴下の跡がつくのと同じです。
ただし、内側のレール(赤ちゃんの膝裏を通る布端)を締めすぎていると、赤ちゃんの膝裏を圧迫してしまいます。赤ちゃんの膝裏と布との間に大人の指が1本無理なく入れば問題ありませんが、きつかったら締めすぎです。
赤ちゃんを抱き入れる前のサイズ調整(内側のレールをアンダーバストに沿わせてL字にする、ポーチの底がおへそよりも上にある)が正確にできていれば、膝裏に当たる内側のレールを締める必要はありません。
Q. 高くおんぶができません。
こちらで詳しく説明しています。ぜひご覧ください!
Q. おんぶひものスタンダードサイズとニー・トゥー・ニーサイズ、どちらを選んだらいいですか?
選ぶ時のいちばんの基準は、「赤ちゃんの体重が8キロ(目安)を超えているかどうか。」です。8キロ以上の場合は、ニー・トゥー・ニーサイズがおすすめ。また、8キロ以下でも、赤ちゃんの体型が割とふっくら、ぽっちゃりしている場合は、ニー・トゥー・ニーサイズが使えることがあります。
赤ちゃんは必ず大きくなるので、首がすわりたてで小柄、細身の赤ちゃんの場合を除き、少しサイズ感が大きくとも、ニー・トゥー・ニーサイズをおすすめすることが多いです。その場合は、赤ちゃんがおんぶひものサイズに合うくらい大きくなるまで、以下の方法で調整して使ってみてください。
赤ちゃんの膝から膝までの長さがニー・トゥー・ニーサイズのおんぶひもの背当ての幅よりも狭い時
→背当ての下部の両端を軽く縫いどめて幅を狭めてください。
またはしばらくの間は紐を使って幅を狭めてください。
赤ちゃんの身長がおんぶひもの背当てよりも低い時
→腰紐部分を1〜2回折り返して、使ってください。この場合も軽く縫いどめると使いやすいです。
使用者の体型が細身の場合、ニー・トゥー・ニーサイズだと腰紐が長すぎる場合がありますが、バッテン式ではなくリュック式チベタンフィニッシュでおんぶしていただければほぼ問題なく使えます。肩周りが華奢な方の場合、肩紐のウレタンが入っている部分までDカンに通していただく必要がある場合があります。
Q. 薄手の生地と厚手の生地、選ぶのに迷います。
へこおびの場合は断然厚手をおすすめしています。おんぶをした時の快適さ(肩に食い込まない)が大きく異なるためです。また、布がシワになりにくく、赤ちゃんの背中で広げやすいので、初心者の方でも扱いやすい点がおすすめです。厚手の生地でもへこおびならば、重なりが少ないように干していただけば一晩で乾きます。(洗濯物を干す環境により異なります。)
薄手をおすすめするのは、とにかく軽くてコンパクトなものをお求めの方。また8キロ以下の赤ちゃんの抱っこならばそれほど負担感なくご使用いただけます。
スリングの場合も、抱き比べると薄手より厚手の生地の方が抱っこした時の負担感・食い込み感は少ないです。でも、スリングは肩パッドがありますし、背中で布が大きく広がるので、へこおびに比べて薄手と厚手の差は少ないです。
Q. へこおびとベビーラップの違いはなんですか?
こちらで詳しく説明しています。ぜひご覧ください!
【メルマガ記事】vol.208 へこおびとベビーラップ どう違うの?どちらがいいの?
【ブログ記事】へこおびとベビーラップを徹底比較ーあなたにぴったりなのはどっち?ー
ご質問くださった方のご要望や赤ちゃんとの暮らしの状況をヒアリングして、どちらがおすすめかをお伝えしていますが、布製の抱っこ紐が初めての方にはへこおびをおすすめすることが多いです。
すでにへこおびの使用歴があり、より快適な使用感をお求めの方には、厚手のへこおびやベビーラップをおすすめします。へこおびのおんぶだと、布が床に着くのが気になる、という方には、ショートサイズのベビーラップをおすすめすることもあります。
ショートサイズのラップの使い方はこちら
Wrapyou! ショートサイズで抱っことおんぶ
北極しろくま堂のスタッフとしては、厚手のへこおびが使い勝手のよさと快適さのバランスがとれているのでは、と感じています。
Q. それぞれの織りの違いを教えてください。
しじら織り:経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の張りを不均衡にすることによって、表面に凹凸(シボ)が現れるようにした織り方。シボがあることにより、触り心地は少しざらっとしています。シボの効果で肌にぴったりと張り付きにくくなるので、涼感があり、浴衣の生地などに使われています。北極しろくま堂のしじら織りの生地は基本薄手です。
綾織り:英語では「ツイル」。経糸と緯糸を交互ではなくずらして織ることにより、糸が交差するところが斜めの線のように見えます。しじら織りに比べると触り心地はなめらかです。北極しろくま堂の綾織りの製品は2022年2月現在、オリンピアード/ストーンのみ。薄手です。
ヘリンボーン織り:「ヘリンボーン」とはV字の連続模様のこと。herring=ニシン(魚) bone=骨 で「ニシンの骨」という意味。上品な光沢により高級感があり、耐久性と柔軟性に優れています。触り心地はなめらか。北極しろくま堂のヘリンボーン織りの製品は2022年2月現在、カマイユシリーズのみ。中厚です。(LennyLambコラボの商品でもヘリンボーン織りが入荷することがあります。)
ダイヤモンド織り:生地にダイヤモンドの柄が連続する織り方。触り心地はぽつぽつとした織り目の凹凸をかすかに感じますが、柔らかさも感じます。北極しろくま堂のヘリンボーン織りの製品は2022年2月現在、Hishiシリーズのみ。厚手です。
ジャカード織り:ジャカード織機で織った織物の全般をジャカード織りと呼びます。織りで柄を表現できることができます。北極しろくま堂オリジナルのジャカード織りは「紋紙(もんがみ)」というパンチングシートのようなものを使って織る、昔ながらの方法。柄のデザインに制約が多いのですが、触り心地柔らかな生地に仕上がるのが特長です。一方、LennyLambコラボのジャカード織りは電子データを機械に入れて織る電子ジャカード。しっかりと厚みのある生地が特長で、使うごとにしなやかさが増します。(日本人でも使いやすい厚みと重みのものを選んで仕入れています。)ジャカード織りは柄によって織り組織が異なるため、触り心地は生地によって様々です。
いかがでしたか?みなさんの「?」にお答えできていたらうれしく思います。
ウェブサイトの説明や商品の説明書だけではどうしてもわからない、不安だな、という場合はぜひ一度、カスタマーセンターまでお問い合わせください。ご購入前でも後でも、北極しろくま堂スタッフが丁寧にお答えいたします!
今月のおすすめ商品
亀の甲
おんぶした上から羽織って赤ちゃんを寒さから守る亀の甲。お客様からお問い合わせをたくさんいただき、2年ぶりに復活しました。中綿入りと中綿なしがあります。
(現在取扱はありません)
キュット ミー!823
Bonding 薄灰×ライトイエロー(厚手)
北極しろくま堂オリジナルジャカード生地のスリング。水玉柄が織り込まれていますが、うっすらと見えるくらいなので、無地をお探しの方にも選んでいただいています。
へこおび
ダイヤモンド織り Hishi もも×オリーブ(厚手)
北極しろくま堂オリジナル生地のへこおびの中で一番厚手。上下で色が分かれているので、ねじれてしまったかどうかがわかりやすいのがうれしいです。
おんぶひも
Uno/グレイパープル (ニー・トゥー・ニーサイズ・限定品)
12月発売の新色です。青みよりのパープルです。光のあたり加減で青みが美しくでます。(おんぶひもの色柄は変わることがあります。)
次号予告
ベビーウェアリングのある暮らし 〜ハグリーノ紹介冊子ができました!〜
赤ちゃんのいる暮らしの中で、ベビーウェアリングがどのように根付いているのかをコラムでお伝えする冊子を作りました。vol.1として、今回の冊子ではハグリーノユーザーの大久保彩さんに、子育ての様子や暮らし全般のこと、ハグリーノの使い心地をインタビューしています。とてもすてきな冊子ができたので、みなさんにご紹介するのが楽しみです!
編集後記
年末落ち着いたと思っていたコロナウイルスが、オミクロン株となってまた広まってしまいました。「コロナが治ったらこんなことしたいね。」と言っていたことが結局実現できず、保留状態です。ここで気持ちがめげていると、それだけでコロナに負けてしまったような気がして悔しいので、冬ごもりだと思って今は大きく活動するのをお休みすべき時、と思うようにしています。世の中の雰囲気が落ち込み気味でも、子どもたちは元気いっぱい!すくすくと育つ姿に元気をもらえます。
春になるころには、みんなが気持ちよく活動できることを願う毎日です。
EDITORS
Producer Masayo Sonoda
Creative Director Mai Okai
Writer Mai Okai, Masahiko Hirano
Copy Writer Mai Okai, Masahiko Hirano
Photographer Yasuko Mochizuki, Yoko Fujimoto, Keiko Kubota
Illustration 823design Hatsumi Tonegawa
Web Designer Nobue Kawashima