特集:へこおびJAPAN

北極しろくま堂のへこおびのトレードマーク。名前は「へこおびJAPAN」に決定しました。

へこおびJAPANとは

へこおび=兵児帯と書きます。少年兵がつけていた帯から付いた名称です。一昔前までは着物を着ていた日本人にとって馴染みのある言葉でしたが、今この「兵児帯」を読める人は非常に少ないようです。

日本の育児文化でもある「おんぶ」には今のように専用の道具があったわけではありません。どこの家にもあった「帯」を子育ての道具として代用していました。今のようにおんぶ専用の道具が広く利用され始めたのは日本の長い歴史において、ほんの50年ほど前のことです。北極しろくま堂が追求しているBabywearing(ベビーウェアリング)は、世界中で人類が身の回りのものを使ってだっこやおんぶをしてきた行為です。日本のおんぶはまさしく日本流のBabywearingなのです。

今の赤ちゃんのひいおばあちゃんにあたる年代の人にとって、帯一本、ひも一本で赤ちゃんをおぶうのは当たり前のことでした。しかし今、子育て中のお母さんのうちの何割の人が1枚の布でおんぶすることができるでしょうか。一世紀も経たないうちに、日本古来のおんぶ文化が廃れてしまっているのです。
 
私たちはこの優れた日本の文化を大切に考え、現代によみがえらせたいと思っています。そして民族を越えてこの育児文化を日本から、北極しろくま堂から世界へ向けて発信したいと考えています。多くの外国の人に知られ、北極しろくま堂本社所在地静岡県と山梨県をまたぐ山である「富士山」とともに「JAPAN」の文字をデザインに採用しました。

~ デザインを手がけた 823design利根川さんより~
 
へこおびを初めて手にとった時、使い勝手がよく柔軟で「きちんと商品を作っています」という印象を受けました。この印象と、「日本の伝統ある育児文化を復活させる」という北極しろくま堂の燃える気概を、炭火のようにじんわり且つしっかりロゴマークに盛り込みました。

注:へこおびJAPANロゴは今後随時、全へこおび製品へ添付していく予定です。

日本のおんぶと海外のおんぶ

海外製のだっこひもの中にはだっことおんぶ兼用のものがありますが、こういっただっこひもでするおんぶでは、赤ちゃんの顔はお母さんの背中の中心あたりの高さにあります。
一方北極しろくま堂の昔ながらのおんぶひもやへこおびでのおんぶは、お母さんの肩越しに赤ちゃんが向こう側を覗ける高い位置で背負われています。

この高さの違いはおんぶの概念の違いにあるようです。欧米の女性の体型を想像してみると、お尻が少し突き出たような体型をしています。そのような体型でのおんぶは赤ちゃんをお尻の上にのせて、赤ちゃんと自分とを外側から布で巻き付けます。対して日本では、その昔着物の中に子どもを入れておぶっていました。着物の襟を抜いて、そこから赤ちゃんが顔を出し、お尻の下をひも一本で結んで留めていました。着物の中に赤ちゃんを入れていたのがおんぶの始まりだと考えられます。
 
おなじ「おんぶ」でも、民族の体型や衣装等によってその形は異なることが分かります。

この「日本のおんぶ」を着物の中ではなく、着物の上からでもできるようにしたのが現在「へこおび」の使い方で紹介しているおんぶの方法です。長年母から母へと伝えられて来た子育ての知恵だともいえます。

抱っこもできる

日本の子育ての知恵をそのまま現代のママにも伝えたい、そう思ってへこおびを製造していますが、洋服を着る現在のお母さんにとって、胸の前でバッテンになるおんぶは少し抵抗があるようです。そこで、北極しろくま堂のへこおびは「だっこ」の方法も解説しています。1枚の長い布を使って抱く方法はたくさんありますが、どんな人でも間違える事なく簡単にだっこができる方法を紹介しています。これによって、へこおびは首がすわる前の新生児でも使用できるだっこひもとなりました。家ではおんぶ、お出掛けの時はだっこ、と使い分けている方も多いようです。

1枚の布

へこおびは付属品が何もついていない、シンプルな長尺の布です。よってだっこもおんぶもその使い心地は、使う人の感覚に委ねられています。
言葉を発しない赤ちゃんの気持ちを泣き声とその様子で判断し、おむつかな?おっぱいかな?と注意深く感じ取るうちに、だんだんと言語に頼らない心の通じ合いが生まれる子育て。赤ちゃんと自分の心地よい加減を感じ取りながら使用する、このへこおびは子育てそのものと言えるかもしれません。
 
着物、風呂敷・・日本では昔から平面の布を様々な用途に使ってきました。この平面のシンプルな1枚布こそ、日本の究極のBabywearingではないかと考えています。

へこおびJAPAN。
日本流Babywearingをへこおびを使い、後世へ伝えていきませんか?


おすすめ商品

北極しろくま堂 へこおびバナー 心が通うこの一体感新生児から使えるへこおび
抱っこもおんぶもこれ一枚 北極しろくま堂のへこおび(へこおび) チョコいちご

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キュット ミー!
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楊柳(クレープ)ルナグレー

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昔ながらのおんぶひも
デニム/ヒッコリー(オモテ)

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北極しろくま堂 昔ながらのおんぶひも ラムネ(総柄)

昔ながらのおんぶひも
ラムネ(総柄)

おんぶ姿だってかわいく赤ちゃんと楽しみたい。そんな方にお勧めの水色のドット柄です。 >>昔ながらのおんぶひも 商品ページへ

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昔ながらのおんぶひも
いちごミルク(総柄)

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ばってんおんぶもすっきり見える マザリングチュニック マターナル
マザリングチュニック マターナル パープル

マザリングマターナル
パープル

紫のチェックはナチュラル系のお洋服が好きなママにお勧め。可愛くおんぶの前ばってんを隠してくれます。

※マザリングチュニック マターナルは販売終了いたしました。

マザリングチュニック マターナル/ネイビー

マザリングマターナル
ネイビー

迷ったら、この色にして間違いなしのネイビー。どんなお洋服とも合わせやすい色合いです。

※マザリングチュニック マターナルは販売終了いたしました。

マザリングチュニック マターナル/ブラウン

マザリングマターナル
ブラウン

ふんわりしたやさしい茶の色に赤ちゃんと一緒に包まれて、毎日の家事も楽しい気持ちではかどります。

※マザリングチュニック マターナルは販売終了いたしました。

マザリングチュニック マターナル トリコロール

マザリングマターナル
トリコロール

青、赤のはっきりした色合いが印象的なチェック。ジーンズなどとのコーディネートが楽しめます。

※マザリングチュニック マターナルは販売終了いたしました。


編集後記

スリングでお子さんを抱っこしてパン屋さんでお買い物

春の陽気が心地いい一日。モデル撮影をしました。
丸1日かけて様々なシチュエーションで、かなりの数の商品の撮影を行います。
緑あふれる自然の中、素敵な建物の前、お買い物風景のためのお店・・あちこちにお願いをして撮影させていただくのですが、今回の撮影場所のひとつが北極しろくま堂カスタマーセンターから車で5分ほどの和菓子屋さん。
とってもおしゃれな造りのお店で、撮影した写真を見ても和菓子屋さんだとは分からないほど。酒まんじゅうや桜もち、おはぎ等どれも美味でリーズナブル。スタッフも思わず沢山購入してしまいました。
カスタマーセンターにお越しの際はぜひ少し足をのばして、お立ち寄りくださいね。
 
わがし屋 なかやま
静岡県静岡市葵区籠上12-54
054-271-5250
 
SHIROKUMA mail editor: MK

EDITORS
Producer Masayo Sonoda
Creative Director Mayu Kyoi
Writer Mayu Kyoi, Masahiko Hirano
Copy Writer Mayu Kyoi, Masahiko Hirano
Photographer Yasuko Mochizuki, Yoko Fujimoto, Keiko Kubota
Illustration 823design Hatsumi Tonegawa
Web Designer Chie Miwa, Nobue Kawashima(Rewrite)