背中で育て、背中で感じる 〜おんぶに見る日本人らしさ〜
Umiのいえ代表 齋藤麻紀子さん × 北極しろくま堂店主 園田正世
齋藤麻紀子さんは、横浜市西区にあるUmiのいえ代表として、出産子育て、食、健康、住まい、心、親子、遊び、文化、支援などいのちにつながる講座やワークショップを企画していらっしゃいます。抱っこやおんぶに関する講座もあり、2014年・2015年には「おんぶシンポジウム」を開催されました。「なぜ今おんぶなのか?」について、齋藤さんが日々の活動の中で感じる思いやご自身の体験を交えながら語っていただきました。
はじめに2人で訪れたのはUmiのいえの近所にある神社。水天宮様の名前で親しまれ、安産祈願に訪れる方も多いそうです。こちらの神社には、お稲荷様や龍神様、天神様と様々な神様がいらっしゃいます。お参りをする時に齋藤さんが、「まず初めに、お願いごとではなくて、感謝の気持ちを伝えることが大切ね。」と教えてくださいました。
すぐ近くを電車が走り、都会の真ん中にあるにもかかわらず、神社の中ではゆっくりとした時間が流れているようでした。
園田
2014年、2015年と開催されたおんぶシンポジウム(※1)は大好評でしたね。私もシンポジストとしてお話をさせていただきましたが、今一度、どうしてこのようなシンポジウムをしようと思ったのか教えていただけますか?
齋藤
めったにおんぶをしないとか、したこともないとおっしゃるお母さんが増えてきたように感じました。それでおんぶの良さを伝えたくておんぶシンポジウムをしようと思いました。
地に足を着ける
園田
おんぶができないというのは仕方のないことかもしれません。見たことがないものはできないですから。
齋藤
確かに見たことないことはやろうと思ってもできないですね。
同じようなことで言えば、Umiのいえで先日魚のさばき方の料理教室をしたんです。こちらの秦さん(※2)に講師をしていただきました。秦さんもおんぶに造詣が深い方ですよ。
秦
きっかけは「魚をさばいたことがない」というお母さん達の声でした。それなら教室を開きましょうってことで開催したんです。やっぱりさばいたことない人は実母さんも家で魚をさばいていなかったようです。さばいたことがある人は実家で誰かがさばいているのを見ている。一度見ているかどうかは、それが簡単か難しいかってことを線引きする基準になるのだと思います。これって家でできることなんだ、簡単なんだってわかっていたら自分でやる気も起きますけど、プロがやることって思ったらやらないですよね。
園田
その通りですね。
齋藤
その料理教室はおんぶしながらやるのですが、子どもは魚を切っていくのをずうっと、背中で見ているんですよね。よーく真剣に見てましたね。
秦
本当によく見てたね〜。お母さんと同じ方向を見るからわかりやすいんでしょうね。
園田
そうすると子どもは泳いでいる魚がこうやって切り身になって食卓に出ているということがわかりますね。
おんぶは「共視(※3)」が実現しやすいところがいいです。
齋藤
そうですね。共視は、親の背中で安心しながら物事を学べる、ものすごく素敵な世界だと思うの。もう一つ、私が大切に思っているのは「地に足を着ける」ということです。「上虚下実」というんですけど。
園田
じょうきょかじつ?
齋藤
はい、身体感覚を鍛錬する講座で学んでいることなのですが、「上虚下実」とは、日本古来の身体の理想的な状態のこと。下半身が充実していて上半身は気張りが無く爽やかということです。「腹を決める」とか「懐を深める」「腰をすえる」などの身言葉がありますよね。下半身が充実していると、芯がしっかりしているわけで、困難を乗り切りやすい。待つことも、決断することも、叱ったりゆるしたり、子育てで心尽くすことは、実はみんな身体次第ってところもあるんですよね。身体と心は一つですから。でも、今は情報過多で目も頭も酷使していて、その割に運動不足だし、しゃがんで草むしりやぞうきんがけもしないですよね。下半身をあまり使わない生活です。下半身が弱く頭ばかりに気がのぼると、親の懐はどうでしょう…イライラしやすかったり心配事や人の意見に振り回されたりしてしまいがち。そういう体では覚悟がしにくいと。
園田
覚悟というのは?
齋藤
何にでも当てはまるんですが、母としてこうしていこう、これはやめよう、こういう風に育てていこうっていういろんな覚悟ができなくなる。子どもを見守ることも、待つことも、信じてやらせることも、すべて覚悟がいりますよね。
頭と心だけにエネルギーが集まっちゃうと、「今、この子に何が必要か」判断がしにくくなると思うんですよね。
おんぶをすると重心が下がる。地に足が着く。地に足が着くっていうのは、情緒面のことじゃなくて、実際に、おんぶの前後で、足裏の着地感が変わります。これはみんなよくわかりますよ。足裏全体で立っている感じ。どっしりします。その時は、不思議と、頭はすーっとしているものです。だからおんぶは土台づくりにはもってこいなのです。
園田
確かに昔の日本の人たちの写真を見ていると、腰すわっているというか、お相撲さんっぽいですよね。べつに下半身が太っているっていうわけではなく、どっしりしている。
齋藤
確かにそうかもしれません。
背中の感覚を育てる
園田
なぜ抱っこではなくおんぶシンポジウムだったのですか?おんぶは少数派ですよね?
齋藤
抱っことおんぶってセットでだいじですけど、まあ抱っこは置いておこうと思って(笑)。だってみんな抱っこはしてますから。ただね、20年前だったら抱っこシンポジウムだったかもしれません。その頃はまだ抱きぐせ信仰が残っていた時代でしたから。
最近はたくさんの抱っこひもが売られていて、抱っこしている姿はよく見かけるようになりました。
園田
そうですね。特に都会だとベビーカーよりは抱っこの方が便利かもしれません。地方だと車を使って、降りたらベビーカーというママが多いかな。
齋藤
それで、授乳でも体の前側を使う、抱っこでも前側を使う。前側ばかりを使っていると、背中はスカスカになるわけです。意識が向かなくなります。前ばかり接触過多になるとバランスが悪くなるって話を聞いたことがあるんです。
だから、背中をさすってもらうとか、背中を抱いてもらうとかする必要があるんだって。だけど、考えてみればおんぶすればいいわけですよ。前で抱っこ、後ろでおんぶ。それがちょうどいいのかなと。
背中で感じるということが大切だと思うのです。気配遊びってわかります?
園田
気配遊びですか?
齋藤
昔の子がよくやった「後ろの正面だあれ」みたいなものを気配遊びって言うそうです。目を閉じていても「あ、後ろに○○ちゃんがいる」っていうのを背中でわかる、背中で気配を感じていくっていう力が遊びを通してついていくわけです。そうすると、まだ帰ってきてないけど遠くからお父さんの足音が聞こえて来るなとか、耳をすますような五感も冴えていたわけですよね。
背中で背後を感じる感覚は背中を使っていないと育たないそうです。だから前側ばっかり使っていたり、センサーがついた育児用品ばかり使っていたりするとそういう感覚が育たない。背中でおんぶしていて、「あっ、寝たな」とか、「なんかいつもより熱があるな」っていうのを背中で感じる。
園田
それは単に「背中にある」物体としての赤ちゃんではなくて、「背中にいる」つながりとしての存在ということですね。
背中の感覚が鋭くなってくれば、ひとりで台所に立っていても、子どもが今寝たなぁとか、今何か悪さしているなぁとか、お母さんは背中で読んでいく力がついてきますからね。
齋藤
そう思います。野性的な母親の直感力というか、子を守り育てるにはとても必要な力よね。よい感じも嫌な感じも背骨がセンサーになる。おんぶしてるお母さんは、知らず知らずのうちに、そのセンサーが育って、子を観るまなざしも柔らかいなあって思うの。
園田
確かに「気配を感じる」という感覚は薄れてきているかもしれません。昔の人は着物を着ていたわけですけど、着物って帯を結んだり、整えたりするのにとても背中を使うんですよね。見えないけれど、どこが背中の真ん中かが感じられるというか。常に背中を使っているから背中の感覚が鍛えられていたのだと思います。
齋藤
背中の感覚を育てて、見えないところに目がいくようになるといいですよね。
それはつまり、「察する力」だと思うのね。背後を感じる感覚はとても立体的で奥深い。子育てだけでなく、いろんな場面でその人の能力の幅を広げるものだなあと思います。
おんぶの思い出
齋藤
昔ながらのおんぶは密着するので、お互いの温度や声、匂いなんかも感じやすい。子どもの五感育てにはぴったりですよね。
園田
匂いの記憶は特に強いです。
私が仕事でおんぶの話をすると、聞いている人が、自分がおんぶされていた時のことを思い出すんですよね。それでそのエピソードを話してくれるんです。中でもすごいじんわりしたのが、ある男性が、おんぶされているときのお母さんの声を思い出したって言うんです。正面から聞く声と、背中から聞く声って違いますよね。皮膚の内側から聞こえる声って抱き合うか、耳を体に押し付けないと聞こえない響きじゃないですか。あぁ、それすごくいいなと思って。
あと、ある助産師さんの話もよかったですね。ご自分の実家が豆腐屋さんで、朝早くにお母さんが自分をおんぶして、家族総出でその日のお豆腐を作るんですって。その時に、もう油揚げをひっくり返さないと色が濃くなっちゃうって自分は気がついているけど、お母さんは違うことをやって気がついていなくて、後ろでわーわー騒いだのを思い出しましたって。
齋藤
おもしろいですよねぇ。私も自分が父親におぶわれていた時の、整髪料の匂いとか、タバコの匂いとかを思い出します。
園田
自分が大切にされていた思い出があるって困難に立ち向かった時にものすごく強いと思うんです。応援してくれる人がいるんだ、一人じゃないんだ、という勇気が体の中から湧き上がるような気がします。
齋藤
おんぶされての安心感というのは、あれ以上はないんじゃないかなぁ。
私自身が子育ててでね、すっごくおんぶしたなぁって記憶があるのが妊娠中なんですよね。
園田
妊娠中ですか?
齋藤
2番目の子の妊娠中。上の子が2歳だったかな。その時に「あぁ、次の赤ちゃんが来たらこの子だけを愛していけないんだなぁ、この子と二人っきりなのは今だけなんだなぁ」って思って。「赤ちゃんが生まれてきたら赤ちゃんのお世話ばっかりできっとこの子をおんぶすることはないんだよなぁ」って思いながらおんぶしたんですよ、いっぱいね。特に臨月はしょっちゅうおんぶしてましたね。味わいながらおんぶしてた。この子を背負うのは今だけだ、今だけだって。結果やっぱりきょうだいが生まれちゃうと下の子をおんぶでしたね。
園田
お子さんはおんぶされてた時のこと覚えてます?
齋藤
どうでしょうか。今度聞いてみますね。
空間は共有、時間はそれぞれ
園田
私自身は背中に背負われていた世代ですけど、背中にいる時って、子どもは親のやってること見たければ見てもいいし、ぼーっと外を、雲を見ていたっていい。本当に子どもなりに自由な時間だったってことですよね。そういった時間は抱っこされていては取れないですね。
齋藤
想像ですけど、ずっと親に見つめられているというのは子どもとしても窮屈ではないでしょうか。
園田
背中にいて、同じ空間なんだけど別々の時間を持てる、空間は同じで時間は別というのは、子どもなりに自由な時間が持てますよね。
齋藤
そうですね。親の側も息抜きができますしね。
背中にいて様子は見えないけれど、何をしているのか想像するもよし、子どもから少し意識を離してどこかに想いを馳せてもよし。おんぶしての夕暮れの切ない時間が大事ですよ。それはね、なんでこんなとこに嫁に来ちゃったんだろうとか、私本当はあれをしたかったのにとか、切なくなる感じです。でも切ない思いって、前で抱っこしながらじゃ難しいですよね。
園田
子どもに悪いですもんね。やっぱりそういう感情って、体全体で感じてますよね。どーんとくる感じ。おんぶならではの情緒だと思います。
齋藤
背中にいて例え子どもの様子が見えていなくとも、信じられるといいですね。ただそこにいるということとか。背中で愛を伝えるということでしょうか。
園田
それは、文化論的に言えばとても日本人的な感覚ですね。
日本人を取り戻す
齋藤
自分の経験を思い返すと、おんぶしている時の家事の集中感はすごくあった気がします。
抱っこよりはおんぶの方が作業ができますけど、やっぱりおんぶでもできないことはありますよね。例えばお風呂掃除とか。だから、おんぶしてできることがあったら今のうちやっておこうって。
園田
確かにそうですね。
齋藤
最近Umiのいえでは編み物教室を始めました。みなさんとても集中してやってますよ、おんぶしながらね。座ると子どもがぐずるから、立って体をゆらしながら編んでいます。あれはいいですね。
少数派かもしれないけど、日本にもおんぶして手仕事をする女たちがいるってことを世界に発信したいです。
園田
本当にそうですね。古くからおんぶをしてきた日本人らしい風景だと思います。今はおんぶをする人が少なくなってしまいましたが、昭和の半ば過ぎまではおんぶしながら作業する姿はどこででも見られた風景でした。
齋藤
「日本人を取り戻す」といった感じでしょうか。
「抱っこ」は二人の世界。二人の間柄で完結している。でもおんぶは親の背中にいながらも一緒に作業をする「同士」になれる。おんぶされるだけで世界は広がるんですよね。
園田
今、日本人は取り戻せないほど遠くに行ってしまっているような気がします。Umiのいえに来ている方は、気がついて実践している人が多いですが、齋藤さんが言う日本人は遥か彼方に実はもう行ってしまっていて、新日本人ができているのではないでしょうか。
齋藤
新日本人。そうかもしれませんね。けれど今、日本のよさに気がついて、日本語のすばらしさを見直したり、山や神仏への祈りの行事、日本の所作をひろめる活動をしたりしている人たちが増えていますよね。だから私たちも波に乗って、日本の昔ながらのおんぶを伝えていきたいですね。おんぶをするとそれだけで身体のトレーニングになる。親としてたくましくなりますよね。腹腰が決まるし背中も育つ。そうすると、体の背負うということだけではなく、人生に対する背負いができる。
園田
人生の背負いですか?
秦
「引き受ける」って感じ?
齋藤
そう!「引き受ける」。引き受けるためには身体が練られてなくちゃね!
園田
昔の方ってみんな引き受けていましたよね。引き受けざるを得ない状況ではあったけど、そういう育てられ方をしてきたのだと思います。よーしもう、自分がやらなきゃ、みたいな。それが大きいことであっても小さいことであっても。不安や引きこもりが少なかったと言われるのはそういったことも関係するのかもしれません。
齋藤
そうですね。
そして私は今の自分の活動を通して、こういう世界があるんだよってことを知ってほしいと思っています。
園田
こういう世界とは?
齋藤
かつてあった、日本ならではの世界が。
それは園田さんがおっしゃる、「共視」で文化を教えていくってこともそうですけど、「親子がくっついていること」「手間暇かけること」を失いたくないなと思います。
だからこそ、まずは、おんぶなんですよね。
園田
そうですね。現代の子育てにおんぶが広まることが、日本人が日本人らしさを保つ重要な要素のひとつになりそうですね。
※1 Umiのいえ「おんぶシンポジウム」様子はこちらをご覧ください。
2014年 http://www.uminoie.org/2014/10/11272014.html
2015年 http://www.uminoie.org/2015/11/2.html
※2 秦智美さん:Umiのいえ横浜講師。料理教室など、ここちよい暮らしの知恵講座を担当されている。
※3 共視:ふたり(この場合は母と子)が同時にひとつの対象を見ること
齋藤麻紀子さんプロフィール
いのち・こころ・からだ・くらしの学びあいの場 Umiのいえ 代表
出産・子育て支援活動/ファシリテーター
母親の立場で子育て支援活動をして22年。
横浜にあるUmiのいえを中心に、出産・母乳・子育に関連する講座の企画・司会・講演などを行う。
25歳23歳20歳の子の母でもある。
産む人と医療者を結ぶネットワーク「REBORN」スタッフ(1995年~)
「赤ちゃんとママの集いTeaーParty」主宰(1997年~2008年)
どうする日本のお産ディスカッション大会実行委員長(2006年)
編著:『だから日本に助産婦さんが必要です』自費出版 著書:『となりのミドワイフ』さいろ社
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日常心がけたい安全で美しい抱っこ・おんぶのための所作
赤ちゃんを抱っこ・おんぶしながら床にあるものを拾う時、そこから立ち上がる時、どんな動作をしていますか?普段無意識にしている動きを改めて見直してみましょう。ほんの少しの心がけで、赤ちゃんにとって安全で、お母さんの体にも優しい体の使い方をすることができます。
しゃがむ時
どちらかの足を一歩後ろに引いて、膝を曲げながらしゃがみます。
その際に赤ちゃんに手を添えるようにしましょう。
NG例
膝を曲げずにそのまま前かがみになると、
赤ちゃんが落下する原因になります。
お母さんの腰を痛めやすくもなるので注意しましょう。
立ち上がる時
どちらかの足を一歩後ろに引き、曲げた膝を伸ばしながら立ち上がります。
床に寝ている赤ちゃんを抱き上げる時も同じ要領で行います。
NG例
膝を曲げずにそのまま抱き上げると、お母さんの腰を痛めやすくなるので注意しましょう。
おんぶの時は後ろに注意
おんぶしている時はお子様の背中をお店の商品棚や他の方にぶつけてしまわないように注意しましょう。
お子様の身幅がどのくらいか意識できる背中の感覚を育てたいですね。
背中のストレッチ
子育て中のお母さんは、抱っこやおんぶ、授乳で背中が丸くなりがちです。
簡単な背中のストレッチをすることで肩こりが解消したり、気分がリフレッシュしたりします。
へこおびやベビーラップでおんぶをする時、背中の柔軟性はとても重要です。
注意:背中のストレッチをする時は腰を反らないように気をつけましょう。痛みを感じるとき無理をせず、ストレッチを中止してください。
ストレッチ①
背中に手を回します。
その手のひらを少しずつ上に向かって移動してみましょう。
どのあたりまで手が届きますか?
ストレッチ②
タオルを使います。
背中に手を回して、上下からタオルをつかみます。
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どこまで両手が近づくでしょうか?
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次号予告
初めてのキュット ミー! 赤ちゃんの脚をM字に開くにはどうしたいいの?
「赤ちゃんの脚をM字に開く方法がわからないです。」「どれぐらい開いても大丈夫ですか?」という質問をよくいただきます。キュット ミー!で上手に抱っこするには、赤ちゃんのM字開脚は必須。次号メルマガではその方法を徹底的にご紹介します。
編集後記
2016年新春対談企画はいかがだったでしょうか?おんぶの話をし始めると、みなさん思い出が尽きないようです。齋藤さんがお二人目を妊娠中に、上のお子さんを一生懸命おんぶしたというお話を聞いて、胸がジーンとしてしました。私自身が覚えている記憶と言えば、父におんぶしてもらったこと。男性特有の汗と脂が混じったようなにおい、嫌いじゃなかったです。父に比べて母の方がたくさんおんぶしてくれたはずなのに、それはあまり覚えていなくて、なんだか申し訳なく思ってしまいます。みなさんにもおんぶの思い出はありますか?お聞かせいただける方はぜひ、customer@babywearing.jpまでお送りいただけましたら幸いです。
SHIROKUMA mail editor: MK②