赤ちゃんを背中に乗せるのって難しいと思っていませんか? 実はそれほど難しくありません。
ソファや椅子を使って背中に乗せられます。昔のおばちゃんみたいに、ひょいっと紐だけで繰る方法もあります。

高くおぶうコツや子どものあやし方など、この記事を読めばばっちりわかります。

昔ながらの方法は紐と肘を使います。

種類別背中に子どもを乗せる法

昔ながらのおんぶ紐

北極しろくま堂で扱っている「脚をいれるところのない昔ながらのおんぶ紐はは、最も簡単で、す速くおぶえます。寝かした状態からのおんぶがこわいと感じたら、椅子やソファを使ってもおんぶできます。下のOnbuhimoの項をご覧ください。

おばあちゃんのおんぶとのぞき込む子ども
親と同じものを見られるくらい高いおぶい位置


紐を緩ゆるめずに引っ張ることで赤ちゃんを背中に乗せます。
長い動画もあるので、詳しくはそちらを観てね。

脚を入れるところがあるおんぶ紐は赤ちゃんの脚をホールに通してください。降ろす(はずす)時も脚を抜く必要があります。
また、脚を入れるところがあるおんぶ紐は、どうしても赤ちゃんのお尻がドスンと座るかっこうになるので、高くおぶうのが難しいことがあります。つまり、重く感じると思います。

Onbuhimo

ん? と思ったかもしれませんが、腰ベルトのないおんぶ紐のことを、海外ではOnbuhimoと呼んでいます。2022年1月現在では横浜のUmiのいえで取り扱いがあります。柄もかわいいので観てね!

LennyLamb(レニーラム)のOnbuhimo

(2024年8月現在では、当オンラインショップでも入荷次第ご購入いただけるようにしています。)

この動画では、椅子を使ったおんぶのしかたが紹介されています。脇の下に紐を通さないOnbuhimoもこのようにおんぶするとスムーズです。
もちろん、ソファでもできます。まだお座りができない赤ちゃんにそれらを使うときには、周りにクッションなどを置いてガードしてくださいね。

こちらの動画の最初から見ると、さまざまなおぶい方も紹介していますよ。

Onbuhimoは日本の昔ながらのおんぶ紐に比べると、背中に乗せるのが少し難しいので、腰がすわってからくらいのほうが安定します。Onbuhimoは自転車での保育園の送り迎えのおんぶに重宝するようです。

へこおび

へこおびのおんぶのしかたは昔ながらのおんぶ紐と同じです。

バスタオルを背あて代わりにして使う方法もご紹介しています。

○あやし方

赤ちゃんの顔が親の肩越しに見えるなら、あやすのはとても簡単。やっていることを見せるだけで飽きません。ニンジンを切る、お皿を洗う、なんでも赤ちゃんにとっては楽しい社会科見学になります。生活の様子を見せておくと、そこからぐんぐん学んでいきますよ。

エルゴベビー アダプトAdapt

腰ベルト付きの抱っこ紐でおんぶするのは、けっこう難易度高いと思っています(著者感想)。
昔ながらのおんぶ紐やOnbuhimoも、赤ちゃんの脇の下に紐があるので赤ちゃんは落下しないのですが、腰ベルトがある抱っこ紐の場合は、赤ちゃんの肩の上に肩ベルトがあるのです! つまり、落下防止は赤ちゃんのウエストベルトが主になります。
でも、おぶってしまえば腰で赤ちゃんを支えるので身体はラクです。

緩いおんぶにはご用心です。ちゃんとストラップを調整してくださいね!

エルゴベビーおんぶ動画

調整大事です。ほんとに調整はめっちゃ大事なので、背中に定位したら必ずストラップはひき締めてください。

ベビービョルン ベビーキャリアONE KAI

ベビービョルンのONE KAIは抱っこしてからおんぶするという変わり種です。もともとおんぶの風習がない北欧(欧米すべてですが)でおんぶの重要性を説き、開発したと小耳に挟みました。

ビョルンは赤ちゃんの安全を最重要に考えているので、おんぶのしかたにもぜったいに落とさないという使命感が伝わってきます。

ベビービョルンのおんぶは右手をあげて左手を下げるポーズ

○あやし方

赤ちゃんが背中の中央にいるおんぶの場合は、赤ちゃんは左右しか見るものがありません。音楽をかけたりするのも良いですが、親の身体から伝わる声がしっかり聞こえるので、お歌を唄うことをお勧めします。正面で聴いた声と違う身体から伝わるパパやママの声。覚えていてほしいものですよね。

まとめ

代表的なおんぶ紐のおんぶ方法をまとめてみました。
個人的にはONE KAIのおんぶ位置はもう少し高くならないかと思いますが、そこは人それぞれ。おんぶに何を求めるかによって違いますよね。

こちらの記事も参考になさってください。「おんぶするなら「昔ながらのおんぶ紐」にするべき3つの理由」。おんぶは日本で長く続けられてきた育児の風習です。親と同じものが見られるメリットを知っていただけると嬉しいです。