2週間健診などもあって、生後すぐの新生児期にお出かけすることもあります。
その時に使いたいのが抱っこ紐ですね。ベビーカーはまだ買っていないし、素手だけで抱っこしていくのもなんだか不安…、という親御さんも多いと思います。首回りのフォローも完璧で、家族みんなで使える抱っこ紐を紹介します。
新生児から使える抱っこ紐とうたっている商品には、実は体重が3.5キログラムとか3.6キログラムからのものがあります。ほとんどの欧米の赤ちゃんは日本人の赤ちゃんより大きく、出生体重そのものが違うので、3.5キログラムの新生児ちゃんもたくさんいるのです。(というより、パーセンタイル値で日本人の体格が小さいという方が正確でしょうか)
新生児でも快適に使えて、降ろすのも簡単な抱っこ紐はスリング「キュット ミー!」と抱っこ紐の「ハグリーノ」、へこおびです。かちゃかちゃバックルを外す必要もなく、赤ちゃんが快適な姿勢で抱けます。どんな体型でもフィットするので家族全員で使えます。メリットとデメリットはあえて3つずつ出してみました。(ほんとうはもっとメリットがあるのよ〜)
首すわり前のスリング「キュット ミー!」
リングがついて大きさの調整ができるリングスリング「キュット ミー!」は新生児から3歳まで使えます。
北極しろくま堂のキュット ミー!は特許を取得しており、肩付近の布がひろがりやすい設計になっています。
スリングの詳細はこちらから。
メリット・デメリット
メリット
・大きさの調整ができるので、フィット感も自分で簡単に調整できる。夫婦での共有もかんたん。
・赤ちゃんが理想的な姿勢で過ごすことができる。(Cカーブ・M字開脚で股関節脱臼予防)
・装着も簡単で、寝たらすぐに降ろすことができる。
デメリット
・使い始めは慣れるまで少し練習が必要。
・片方の肩に掛けるため、10kg 以上に重くなってくると少し重く感じるようになる。
・特に思い浮かばないくらい…です。
使い方とおろし方
首すわり前の抱っこ紐「ハグリーノ」
抱っこ紐の「ハグリーノ」は
カンタンなのにぴったりフィット
みんなで使えるはじめての抱っこ紐
です。耐荷重は3歳までありますが、快適に使えるのは1歳くらいまでです。製品の強度はありますが、足元がみえなくなるため1歳以降はお勧めできません。
抱っこ紐の詳細はこちらでご確認ください。
メリット・デメリット
メリット
・装着がかんたん。リングに通すだけ。
・生地が伸びないので(これ重要)、赤ちゃんの姿勢が崩れない。
・サイズフリーで家族全員で使える。
デメリット
・正面の抱っこなので、快適に使えるのは1歳くらいまで*。
・帯が長いので外出先では装着時は気を遣うかも。
・首すわり後のおんぶができない
*赤ちゃんとお腹どうしを合わせて抱っこする「対面抱っこ」は子どもの背丈が伸びてくると抱きづらくなります。対荷重が15kgあっても20kgあっても、対面抱っこの時の子どものお尻の位置は設計上変わりません。そのため、結局は使用者の前方が見えなくなるからです。スリング「キュット ミー!」は腰抱きできますが、ハグリーノはできません。
使い方とおろし方
降ろしたあとも装着しておけば、次の抱っこもそのまま使えます。
首すわり前の抱っこ・おんぶ紐「へこおび」
へこおびはもともとおんぶで使用されてきましたが、帯を少し長くすることで抱っこもできるように改良しました。巻き方が数通りありますが、基本のものをひとつだけ覚えればOKです。
当社のスタッフも実際の子育てでどう使っていたのかを記事にしています(「スタッフのリアルボイス」)。商品の紹介はこちらからご覧ください。
メリット・デメリット
メリット
・軽くて一日中つけていられる。抱っこ→降ろす→抱っこも巻き直しなしで大丈夫。
・両肩で抱くので負担が少ない。
・サイズフリーで家族全員で使える。
デメリット
・さいしょは少し練習が必要。
・帯が長いので、外出先では下についてしまうかも。
・スリングのように腰に抱く(体を跨がせる)のは技術が必要。
使い方とおろし方
まとめ
新生児から首すわり前の抱っこ紐は、頻繁に抱っこ→(寝る)降ろす→抱っこになるので、装着したまま&赤ちゃんの姿勢が変にぶれないものをお勧めします。
ほんとにたいへんですよね…。ずっと抱っこして自分のことが何もできないし、トイレにも行けない。
今回ご紹介した抱っこ紐はすべて抱っこしたままトイレにいけます。両手を離しても安定しています。これも大きなメリットかもしれません。
カワイイ赤ちゃんですけれども、辛さもよくわかります。
どうか親子ともども快適な抱っこ紐をつかって、少しでも負担を減らしてくださいね。